奈良県奈良市の 木、花、鳥
奈良市の木(市木)
- イチイガシ
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幹は、枝分れが少なく直立し、高さ30m以上、直径1m以上に成長する。姿が美しく、その材質は優れ、独特の形と風格を備え、成長も旺盛。
古来より奈良盆地やその周辺にはイチイガシがよく生育し、イチイガシ林を形成していたと考えられている。今も春日大社境内には巨樹が多く、幹周り3mを超える30本以上が「春日大社境内のイチイガシ巨樹群」として市の天然記念物に指定されている。 - 1998年10月制定
奈良市の花(市花)
- ナラノヤエザクラ
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「いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」(伊勢大輔)と古歌にも詠まれた八重桜。4月下旬から5月上旬にかけて白色ないし淡紅白色の花を咲かせ、花びらは22~79枚で、直径は4~4.5cm。
東大寺知足院のナラノヤエザクラが国の天然記念物に指定されている。 - 1998年10月制定
奈良市の鳥(市鳥)
- ウグイス
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春を告げる鳥として、昔から愛され親しまれている。里にも奥山にも生息する。体長15cm程度で、体色は、背中がオリーブ褐色で、腹面は白色、全体的に地味で雌雄同色。
若草山東方の佐保川水源付近には水音が鶯の声のように聞こえるといわれる「鶯の滝」、春日野町の若草山山頂には鶯塚古墳がある。 - 1998年10月制定