沖縄県竹富町の 木、花、鳥、魚、貝、蝶
竹富町の木(町木)
- イヌマキ(キヤーギ)
-
常緑の針葉樹で樹勢強健喬木であり、土質を選ぶことなく生え、植栽可能である。 風潮害に強い。
古くから町内各島に自生し、キヤーギの名で町民に広く知られ、その材質もよく、建築材、家具材その他器具材として活用されてきた。
竹富町の花(町花)
- 月桃(サミン)
-
群生する常緑草で、黄色のシン弁をもつ花は美しい。
町内各島の山野に自生し、古くからサミン花として町民に広く知られ、親しまれてきた。葉は香りがよく、古くからサミン餅の包皮に使用し、茎はせん維にして民具の材料に用いられ、現在でもなお、民芸品の材料として広く利用されている。
竹富町の鳥(町鳥)
- アカショウビン(ゴッカーロ)
-
口ばしと体全体が鮮やかな赤褐色でその容姿も美しい。
町内各島に生息、繁殖し、その個体数も多く、観察が容易である。 古来より農作業を行なう場合、その鳴き声は時期の到来を告げ、又はその事が民謡にも歌われている。
竹富町の魚(町魚)
- カスミアジ(ガーラ)
-
容姿は美しく銀鱗に輝き、動作も活発。
沿海に生息し、ガーラの名で広く知られ、観察も容易で釣りのダイゴミが満喫できるとともに味も一般に賞味されている。
竹富町の貝(町貝)
- スイジガイ
-
6本の角があり、水の字に似た姿をしている。漢字で書くと「水字貝」となる。 魔よけや火難よけとして利用するのは、沖縄の風習のひとつ。
みのかさ等を掛ける民具の一つとして重宝がられ、広く使用されてきた。 貝質は重厚で、サンゴショウ付近の砂地に生息し、観察が容易である。
竹富町の蝶(町蝶)
- ツマベニチョウ
-
九州からアジアにかけて多く分布するチョウで、沖縄各地で個体数が多く見られる。「幸せを呼ぶチョウ」とも言われており、南国の風景に存在するブッソウゲに飛来する姿が多く見られる。
町内に最も多く分布し、他府県産よりも町内産が特に大型である。