滋賀県大津市の 木、花、鳥
大津市の木(市木)
- 山桜
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山地に広く自生する野生のサクラで、古くから人々に愛好されており、春に若葉と同時に白色または淡紅色の花が咲く。材質が強靭で加工しやすく美しいことから、家具や内装材等に利用されている。
「さざ波や志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな」という歌に代表されるように長等山は古くから桜の名所であり、市内各地で山桜にちなんだ和歌が詠まれている。現在でも、皇子が丘公園や長等公園など、市内の多くの公園に植えられている。
大津市の花(市花)
- 叡山すみれ
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日本に昔からある種で自然に恵まれた山地に自生している。
「叡山」という大津市内の地名がついたスミレ科の多年草。松尾芭蕉が「野ざらし紀行」のなかで小関越をしたときに「山路きて 何やらゆかし すみれ草」と句を残しているなど、大津にゆかりの深い花である。
大津市の鳥(市鳥)
- ゆりかもめ
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羽は白く、くちばしとあしが朱色の「カモメ」。
びわ湖周辺のどこでも見られ市民になじみ深い。冬鳥だが、びわ湖に留まるものも多く、年間を通して姿を見ることができる。
その姿は美しく、古来から詩歌や絵画の題材となり、ミヤコドリの通称で知られている。他のカモメ類と同様に雑食性で、小魚類や、水棲昆虫などを採食している。