島根県の 木、花、鳥、魚
島根県の木(県木)
- 黒松
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日本原産でマツ科の常緑高木で、北海道を除く各地に自生し、特に海岸に多く生息。アカマツに比べ葉も幹も大きく、樹皮は黒褐色で枝ぶりは見事。古来長寿の木といわれ、盆栽でも親しまれている。
島根県の海岸部から里山地帯に分布し、防風林としてのみならず、景勝地、風致林あるいは庭園樹として県民に古くから親しまれている。天然記念物に指定されていた「関の五本松」をはじめ、室町時代からといわれる出雲平野の「築地松」あるいは「松江城の老松」など数多くの名勝、旧跡地になくてはならない。 - 1966年9月10日制定
島根県の花(県花)
- 牡丹
- 中海に浮かぶ大根島(松江市八束町)の「ぼたん」は全国的に有名で、およそ300年前から栽培されていた。八束町では度重なる品種改良の末、およそ300種に及ぶぼたんが栽培されている。また、葉も観賞でき、4月下旬から5月上旬にかけての大根島はこれら数万株の花が咲き乱れる。
- 1953年選定
島根県の鳥(県鳥)
- 白鳥
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シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、冬季は温暖な日本などに渡って越冬する大型の冬鳥。
古くから島根県に渡来していたらしく「出雲風土記」にもその名が見られ、毎年11月頃から遠く中央アジア等より渡来する。特に宍道湖、中海は、本州におけるコハクチョウの集団越冬地の南限地として、全国的にも有名。 - 1963年選定
島根県の魚(県魚)
- 飛魚
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熱帯から温帯海域に分布する。胸びれを翼のように使い表層を飛ぶこができ、滑空時の高さは3mで1回の飛距離は300mにも及ぶ。
島根県沿岸で広く漁獲されていて県民になじみが深い。漁獲量が全国で上位であり、"アゴ野焼き"に代表されるように、とびうおを原料としたすぐれた特産物がある。 - 1989年9月19日選定